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さが山の学校田植体験 2023.6.24


一般参加者23名(うち子ども14名)、スタッフ6名、来賓4名

梅雨の合い間の晴れの予報で、暑くなり熱中症等の懸念されるイベントでしたが、思ったより雲が厚くそのせいで太陽の日射しが無かった分、暑くなることは無かった。

耕作放棄されていた江北町門前地区で「さが山の学校」が借用した小さな棚田での「田植え体験」そして隣を流れる「用水路での生き物探し」次は場所を「さが山の学校」の活動拠点「さが山農園」に移動しての「グリーンカーテン講習会」と3連チャンでの自然体験。

今回参加した子供達は多くが「さが山の学校」のイベントは初めてと言う子で、最初は田んぼの泥の中に裸足で入るのを躊躇する子も多かったが、お母さん達やほかの子供が泥の中に入って楽しそうに田植えの準備を始め出すと、ほとんどの子供が田んぼに入って、自分で稲苗をもって田植えを行ってくれた。 今回は、色々と他の都合もあり、予め田植え機機械で大方を植えていたので、植え残しの外側のみの手植え作業だったので大した時間をかけることもなく田植えの作業は無事終了。 来年は、出来たら1枚の田んぼを全部子供たちと手うえで行いたいと思った。昔はみんなこうやって集まって時間をかけて手で田植えをしていたと。そこにはハプニングがあり、疲労があり、達成感があり、喜びがあることをみんなで体験することで、中山間の棚田を維持していく事の意義をもっともっと多くのひと知ってもらう事が必要だと思うからだ。

次は隣の3面コンクリートの用水路での「生き物探し」。 必ずしも十分に手入れが行き届いているとは言えない水路に子供たちは、ここでも入っていく事を躊躇する。 先に入った子供たちが何か生き物を見つけて歓声が上がりだすと殆どすべての子が用水路の中に入っていく。 捕まえてきたのは田んぼの中のも含めて、カエル、オタマジャクシ、ヤゴ、アメリカザリガニ、ミナミヌマエビ、スジエビ、シジミ、カワニナ、ヨシノボリなど。 なかでもヨシノボリを大量に捕まえてきており、こんな3面コンクリートの水路を大量のヨシノボリが登ってきているのは初めて見た。オイカワ等のハヤもいたのだが、流石にここでは子供達よりハヤの動きの方が早かったらしく誰も捕まえた子はいなかった。

そして、場所を「さが山農園」に変えての「グリーンカーテン講習」。 流石に小学校4年生以下の子供達では「光合成」を知らないので、地球温暖化と植物の働きについての話がしづらいが、そこは大人の参加者へのメッセージとして、子供たちは植物の苗と、山の道路に積もった枯れ葉を集めて振るって作った腐葉土に、直接手で触ってもらい、プランターへの移植作業を体験してもらった。

今回色んな都合で、すべての行程で親と子が一緒に体験することはできなかったが、出来れば、同じ水路に親子で一緒に入ってもらい、一緒に生き物を追いかけ、同じ土や植物に一緒に触って、そこで息づく無限の命と、私達一人ひとりの命についての関係を実体験の中から一緒に感じてもらう事ができるような、環境体験学習にしていきたいと改めて思った。



 
 
 

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​さが山の学校

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